BPSD
びーぴーえすでぃー
BPSDとは、behavioral and psychological symptoms of dementiaの略で、認知症でみられる行動心理症状のこと。周辺症状ともいう。
認知症の症状には、中核症状と行動心理症状の大きく2種類がある。中核症状は、加齢による脳の病的な変化や脳の疾患による障害などによって、脳の細胞が壊れることで発症し、記憶障害、言語障害(失語)、失行・失認、遂行機能障害などを認める。
一方、行動心理症状は、中核症状によって引き起こされる二次的な症状である。中核症状に加え、患者本人の性格、生活環境、人間関係などが複雑にからみ合って起こるのが特徴で、抑うつ、幻覚、妄想、不穏、焦燥、暴言・暴力、易怒性、徘徊など多彩な症状がみられる。
■参考文献
●高橋智:認知症のBPSD. 日本老年医学会雑誌 2011;48(3):195-204.
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