PS (プレッシャーサポート)とは、人工呼吸器のモード・設定項目の一つであり、患者が自発呼吸を行う場合に設定された圧力でガスを送気し呼吸をサポートする。
患者の呼吸の仕方や呼吸回数、一回換気量などを観察して、適切に呼吸がサポートされるように適宜調整していく必要がある。また、患者が自身で呼吸をする自発呼吸がある前提で選択されるモード(SPONTモード、CPAPモードなど)の場合に設定される項目である。
重症患者の状態が落ち着いて人工呼吸器からの離脱を検討する時期や自発呼吸があり循環動態が安定している患者などに用いられることが多い。
監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)