看護用語集

認知症

にんちしょう

認知症とは、後天的に生じた脳の器質的な病変により精神機能の衰退や崩壊がもたらされた状態のことである。

血管性認知症、変性性認知症、二次性認知症に分類される。
血管性認知症は、脳血管性障害によっておこる認知症である、血管障害の部位や病態によってさまざまに分類されている。
変性性認知症は、原因が明確ではないものが多く、何らかの原因で神経細胞死が生じているとされている。代表的な疾患としてはアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症などがある。
二次性認知症は、水頭症やうつ病など多くの原因により発症するが、多くの場合は原因疾患を治療すれば改善する可能性が高い。

症状は中核症状と周辺症状に分けられる。
中核症状は、記憶障害と認知障害に分類される。
記憶障害では財布を置き忘れる、ある特定の時間・空間に起こった出来事の記憶であるエピソード障害が多い。
認知障害には、見当識障害、失行・失認、実行機能障害などがある。周辺症状にはせん妄、うつ症状幻覚妄想、攻撃性徘徊などが現れる。
同音異義語・略語
dementia
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