利尿薬
りにょうやく
利尿薬とは、体内に蓄積された余分な水分や電解質の排泄を促す薬剤である。尿量の増加による体重減少や、浮腫の改善、血圧低下などの作用があることから、浮腫や高血圧の管理に用いられる。一方で、過剰な利尿は脱水や電解質異常が生じ、循環動態や呼吸状態に悪影響を及ぼすことがある。
利尿薬には、ループ利尿薬、サイアザイド系利尿薬、カリウム保持性利尿薬、浸透圧利尿薬など、いくつか種類があり、患者さんの病態、緊急性、腎機能、電解質状態に応じて使い分けられる。
●用語を使用した例文
利尿薬の投与後に尿量と電解質の変化を観察していく。
●用語に関連する国試過去問
ループ利尿薬について正しいのはどれか
1.作用発現が速い
2.眠前の服用が望ましい
3.抗不整脈薬として用いられる
4.副作用〈有害事象〉に高カリウム血症がある
第110回看護師国家試験(2021年)
利尿薬には、ループ利尿薬、サイアザイド系利尿薬、カリウム保持性利尿薬、浸透圧利尿薬など、いくつか種類があり、患者さんの病態、緊急性、腎機能、電解質状態に応じて使い分けられる。
表1 利尿薬の種類
看護師は、それぞれの利尿薬の作用機序と特性を理解したうえで、適切なケアを行うことが求められる。例えば、低カリウム血症に伴う不整脈の有無を観察することや、バイタルサインや血液検査の継続的なモニタリングを行い、脱水や電解質異常の早期発見に努める。また、内服時間を調整して夜間の排尿回数を減らす工夫をするなどして、転倒リスクの軽減を図る。
●用語を使用した例文
利尿薬の投与後に尿量と電解質の変化を観察していく。
●用語に関連する国試過去問
ループ利尿薬について正しいのはどれか
1.作用発現が速い
2.眠前の服用が望ましい
3.抗不整脈薬として用いられる
4.副作用〈有害事象〉に高カリウム血症がある
第110回看護師国家試験(2021年)
解答
1
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