体液量過剰
たいえきりょうかじょう
体液量過剰とは、必要以上の水分や体液成分が体内に貯留し、体液量が過剰になった状態のことである。NANDA-Iの看護診断では「体液を余分に保有している状態1)」と定義されている。このような状態では、浮腫、胸水、呼吸困難感、血圧の変化、肺うっ血などの症状や徴候がみられる。
主な原因には、過剰な飲水や点滴の施行試行などによる体内水分量の増加のほか、慢性腎不全などで尿の生成・排出が適切に行われないことによる水分排出量の低下、うっ血性心不全などによる循環機能の低下によって体中の水分調整が障害されるなどが挙げられる。
看護師は、患者さんが体液量過剰を引き起こしている原因の把握に努めることが重要である。バイタルサイン、インアウトバランス、体重の増減、浮腫の程度、呼吸状態、検査データ、治療中の疾患や既往歴などの情報から、状態の悪化防止と改善に向けたケアをアセスメントし、看護目標や看護計画の立案を行う。
●用語を使用した例文
体液量過剰によって循環血液量が増加し、高血圧がみられる。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類.第12版 医学書院,2021,p.216
主な原因には、過剰な飲水や点滴の施行試行などによる体内水分量の増加のほか、慢性腎不全などで尿の生成・排出が適切に行われないことによる水分排出量の低下、うっ血性心不全などによる循環機能の低下によって体中の水分調整が障害されるなどが挙げられる。
看護師は、患者さんが体液量過剰を引き起こしている原因の把握に努めることが重要である。バイタルサイン、インアウトバランス、体重の増減、浮腫の程度、呼吸状態、検査データ、治療中の疾患や既往歴などの情報から、状態の悪化防止と改善に向けたケアをアセスメントし、看護目標や看護計画の立案を行う。
●用語を使用した例文
体液量過剰によって循環血液量が増加し、高血圧がみられる。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類.第12版 医学書院,2021,p.216
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