看護計画

看護計画とは、看護を必要とする人の健康問題の解決とその人が期待する成果を得るために、個別的な看護実践を計画したものである。患者さん一人ひとりの健康状態や、ニーズに合わせた看護ケアを提供するために必要なものである。

看護計画は、アセスメントで得た情報から看護診断によって明らかにした問題を解決するため、具体的な看護目標を設定したうえで立案される。看護師は看護計画に基づいた看護ケアを実施、評価して、計画の継続もしくは再計画に繋げる。その後も、実施→評価→（アセスメント）→計画と一連の流れが続く。評価日は、計画を立案した際に設定しておく。

看護計画は問題解決のために、看護師が患者さんを観察するための「観察計画（O-P）」、看護師が実施する患者さんへのケアに関する「援助計画（T-P）」、看護師が患者さんに行う指導や教育などの「教育計画（E-P）」の3つに分けて記載するのが基本である。

●用語を使用した例文
緊急入院した患者に対して看護計画を立案する。

●参考文献
日本看護協会.看護記録に関する指針.(2024年7月14日閲覧). https://www.nurse.or.jp/nursing/home/publication/pdf/guideline/nursing_record.pdf

監修：林 洋（東京有明医療大学 学長）
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