看護計画

看護計画とは、情報収集とアセスメントによって、明らかになった看護診断を患者目標を達せするための行動を計画したものである。

1940年代にアメリカで、非看護専門職者に指示を与えるために、ケアの計画が記述された用紙を用いるようになったことがはじまりである。
日本では1940～50年代にかけてアメリカで学んだ看護師によって問題解決過程のひとつとして看護計画が紹介されことによって、臨床現場に普及していった。
近年では、看護計画の開示が行われるようになってきている。
看護計画の開示とは、患者から看護ケアに関するインフォームド・コンセントを得るために、看護計画を記載した用紙を患者に開示して、十分な説明を行ったのち、その理解に基づいて同意を得ることである。
看護計画を開示することによって、計画と実施の結びつきが強化され、計画通りに実施される。

また看護計画という用語は、看護過程に基づく看護ケアや看護診断別に看護ケアをまとめたマニュアルを指すこともある。