看護用語集

心原性ショック

しんげんせいしょっく

心原性ショックとは、心疾患に伴い、低心拍出量による血管拡張をきたし、ショック状態となることである。

ショック状態とは、
蒼白…交感神経の緊張により末梢血管が収縮する
虚脱…ぐったりとしている
が触れない…微弱で速い
その他…冷汗や呼吸障害、尿量減少、意識レベルの低下などがみられる

心原性ショックでは、触診で「四肢が冷たい(末梢循環不全)」、聴診で「断続性ラ音が聴取できる(肺水腫)」などが重症度の判断として用いられる。
その他ショックには、出血性ショック・神経原性ショック・細菌性ショックアナフィラキシーショックなどがある。
アナフィラキシーショックは抗生物質や局所麻酔薬、造影剤などの薬剤、IgE抗体のアレルギー反応によりヒスタミン・プロスタグランジン・ロイコトリエン・カイクレイン・プロテアーゼが遊離して、血管の拡張と血管の透過性亢進により、循環血液量が減少することで発症する。
浮腫や気管支けいれん、血圧低下などを招く。
同音異義語・略語
Cardiogenic shock
「心原性ショック」に関する看護記事
該当する記事がありません
新着の看護記事
  • 人気の看護記事