逃走企図リスク状態
とうそうきとりすくじょうたい
逃走企図リスク状態とは、医療施設において、治療や管理が必要であるにもかかわらず、患者さんが無断で離棟や離院をしてしまう恐れがあり、健康に影響を及ぼす可能性がある状態のことである。NANDA-Iの看護診断では「助言や忠告に反して、または医療関係者や介護者と連携を取らずに、医療施設や指定場所を離れやすく、安全や健康を損なうおそれがある状態1)」と定義されている。
逃走企図リスク状態は、患者さんが単に自己中心的な行動しているわけではなく、心理的・身体的・社会的なさまざまな要因が複雑に絡みあっていることが多い。例えば、認知症や精神疾患のある患者さんの場合は、「ここは自宅ではない」「帰らなければならない」といった誤った認識に加え、不安感、せん妄・幻覚といった精神症状が重なり、無断での離棟や離院に至るケースが少なくない。
また、環境の変化や施設内の制限によるストレス、面会の少なさ、家庭への不安、生活再建への焦り、健康改善への関心不足なども逃走企図を引き起こす要因となる。
看護師はこれらのリスク要因を多角的にアセスメントし、患者さんに安心感を与えるかかわりを心がける。また、家族との連携を図りながら、療養環境の調整や不快な刺激の制限などを行い、休日や夜間などの人員が手薄になる時間帯の対策を含めた支援や指導に努めることが求められる。
●用語を使用した例文
認知機能の低下と環境への不安が強くみられるため、逃走企図リスク状態の看護計画を立案した。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類 第12版.医学書院,2021,p.158.
逃走企図リスク状態は、患者さんが単に自己中心的な行動しているわけではなく、心理的・身体的・社会的なさまざまな要因が複雑に絡みあっていることが多い。例えば、認知症や精神疾患のある患者さんの場合は、「ここは自宅ではない」「帰らなければならない」といった誤った認識に加え、不安感、せん妄・幻覚といった精神症状が重なり、無断での離棟や離院に至るケースが少なくない。
また、環境の変化や施設内の制限によるストレス、面会の少なさ、家庭への不安、生活再建への焦り、健康改善への関心不足なども逃走企図を引き起こす要因となる。
看護師はこれらのリスク要因を多角的にアセスメントし、患者さんに安心感を与えるかかわりを心がける。また、家族との連携を図りながら、療養環境の調整や不快な刺激の制限などを行い、休日や夜間などの人員が手薄になる時間帯の対策を含めた支援や指導に努めることが求められる。
●用語を使用した例文
認知機能の低下と環境への不安が強くみられるため、逃走企図リスク状態の看護計画を立案した。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類 第12版.医学書院,2021,p.158.
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