看護用語集

不安

ふあん

不安とは、漠然とした心配や恐怖感を抱き、心身に不快を感じる状態である。

誰しもが抱える可能性のある感情だが、疾患をもつ患者さんの場合、自身の疾患や治療の不透明さ、慣れない入院生活、将来への不確実性などの単一あるいは複合的な要因で不安が生じると考えられる。

不安を抱えた患者さんは集中力の低下や意欲の低下といった精神的な状態の変化だけでなく、動悸、呼吸困難感、発汗振戦下痢便秘などといった身体的な反応がみられることがある。

不安を抱える患者さんに適切に介入してその不安を緩和することは看護師の重要な役割である。患者さんの不安の原因を把握するために、患者さんの訴えを傾聴して抱えている不安を言語化する。そのうえで、不安を緩和するための具体的なケアや声掛けを行う。

そのほか、適度な運動やリラクゼーション法を取り入れることで不安の緩和に繋がる可能性がある。

●用語を使用した例文
患者さんが抱える不安傾聴して、その軽減のために看護実践に活かしていく。

監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
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