混合性尿失禁
こんごうせいにょうしっきん
混合性尿失禁とは、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の2種類の尿失禁が混合した症状である。NANDA-Iの看護診断では「意図しない尿もれが、強く切迫した尿意と一緒に、あるいはその後に続いて、そしてまた腹腔内圧を上昇させる活動で起こる状態1) 」と定義されている。
尿失禁は症状によって、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、混合性尿失禁、 溢流性尿失禁、機能性尿失禁の5つに分類される。混合性尿失禁は、咳やくしゃみによる意図しない尿もれ、尿意切迫、夜間頻尿、残尿感など、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁のどちらの症状もみられる。
以下の表は、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁についてまとめたものである。
表 腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁
混合性尿失禁の治療では、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁のどちらで症状が強く出ているのかをアセスメントし、対処することが重要となる。また患者さんは尿失禁に対して強い不安感 があるため、看護師はプライバシーを考慮して尿失禁を起こさないための援助や、デリケートな排泄の問題に対して寄り添った声かけを常に意識しなくてはいけない。
●用語を使用した例文
混合性尿失禁がある認知症患者さんに「もうオムツに出てるし、さっきもトイレに行ったでしょ!」というスタッフの声が聞こえたので、病棟勉強会で看護計画を見直した。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断.NANDA-I 看護診断 定義と分類.第12版.医学書院,2021年,p.222
尿失禁は症状によって、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、混合性尿失禁、 溢流性尿失禁、機能性尿失禁の5つに分類される。混合性尿失禁は、咳やくしゃみによる意図しない尿もれ、尿意切迫、夜間頻尿、残尿感など、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁のどちらの症状もみられる。
以下の表は、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁についてまとめたものである。
表 腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁
混合性尿失禁の治療では、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁のどちらで症状が強く出ているのかをアセスメントし、対処することが重要となる。また患者さんは尿失禁に対して強い不安感 があるため、看護師はプライバシーを考慮して尿失禁を起こさないための援助や、デリケートな排泄の問題に対して寄り添った声かけを常に意識しなくてはいけない。
●用語を使用した例文
混合性尿失禁がある認知症患者さんに「もうオムツに出てるし、さっきもトイレに行ったでしょ!」というスタッフの声が聞こえたので、病棟勉強会で看護計画を見直した。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断.NANDA-I 看護診断 定義と分類.第12版.医学書院,2021年,p.222
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