肥満
ひまん
肥満とは、脂肪が過剰に蓄積した状態で、体格指数(BMI=体重[kg]/身長[m]2)≧25のもの1)と定義されている。肥満は遺伝や食事、運動などの生活習慣により、エネルギー摂取量が消費量を上回ることで生じると考えられる。
さらに肥満の状態に加えて、耐糖能異常、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症などをはじめとする健康障害が1つ以上ある場合や、合併することが予測され減量が必要な場合は、肥満症と診断される2)。肥満はさまざまな生活習慣病のリスクをが高めることから、健康管理が重要である。
看護師は、疾患予防や健康増進の視点からケアを実践し、肥満の患者さんが健康的な体重を維持できるよう支援する役割を担う。ただし、患者さんの状態によって体力や移動できる範囲が異なるため、患者さんに適した運動指導や助言、栄養管理など、個別性のある看護が重要である。また、体重が増減することで精神的な影響も伴う場合もあるため、患者さんが無理なく取り組めるような支援を行うことが大切である。
●用語を使用した例文
肥満は生活習慣病に繋がるため個別性のある看護ケアを実践していく。
●用語に関連する国試過去問
令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査の結果で、該当年代の男性における肥満者(BMI≧25.0)の割合が最も高い年代はどれか。
1.15~19歳
2.30~39歳
3.40~49歳
4.60~69歳
第108回看護師国家試験(2019年)
●引用・参考文献
1)2)日本肥満学会:第1章 肥満症治療と日本肥満学会が目指すもの.肥満症診療ガイドライン2022.ライフサイエンス出版,2022,p.1(2024年10月29日閲覧)
厚生労働省:肥満と肥満症.(2024年11月21日閲覧)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-009.html
厚生労働省:肥満と健康.(2024年11月21日閲覧)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-001.html
さらに肥満の状態に加えて、耐糖能異常、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症などをはじめとする健康障害が1つ以上ある場合や、合併することが予測され減量が必要な場合は、肥満症と診断される2)。肥満はさまざまな生活習慣病のリスクをが高めることから、健康管理が重要である。
看護師は、疾患予防や健康増進の視点からケアを実践し、肥満の患者さんが健康的な体重を維持できるよう支援する役割を担う。ただし、患者さんの状態によって体力や移動できる範囲が異なるため、患者さんに適した運動指導や助言、栄養管理など、個別性のある看護が重要である。また、体重が増減することで精神的な影響も伴う場合もあるため、患者さんが無理なく取り組めるような支援を行うことが大切である。
●用語を使用した例文
肥満は生活習慣病に繋がるため個別性のある看護ケアを実践していく。
●用語に関連する国試過去問
令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査の結果で、該当年代の男性における肥満者(BMI≧25.0)の割合が最も高い年代はどれか。
1.15~19歳
2.30~39歳
3.40~49歳
4.60~69歳
第108回看護師国家試験(2019年)
解答
3
●引用・参考文献
1)2)日本肥満学会:第1章 肥満症治療と日本肥満学会が目指すもの.肥満症診療ガイドライン2022.ライフサイエンス出版,2022,p.1(2024年10月29日閲覧)
厚生労働省:肥満と肥満症.(2024年11月21日閲覧)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-009.html
厚生労働省:肥満と健康.(2024年11月21日閲覧)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-001.html
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