BMI

BMIとは、 Body Mass Indexの略で、体格指数（ボディ・マス指数）のこと。肥満度を表す指標として国際的に用いられている。

BMI（kg/m2）は［体重（kg）］÷［身長（m）の2乗］で求められ、『肥満症診療ガイドライン2022』では、18.5未満を「低体重」、18.5以上25未満を「普通体重」、25.0以上30未満を「肥満１度」、30以上35未満を「肥満２度」、35以上40未満を「肥満３度」、40以上を「肥満度４」としている^１）。

BMIが35以上で、心不全や呼吸不全などを合併している場合は高度肥満症とされ、現体重の５～10％の減量を目標（減量目標は合併する健康障害に応じて設定）とした治療が行われる^１）、^２）。治療法には、食事療法、運動療法、行動療法のほかに、薬物療法や外科療法（減量・代謝改善手術）などがあり、患者さんの状態によって選択される。

■引用・参考文献
１）日本肥満学会，編：肥満症治療と日本肥満学会が目指すもの．肥満症ガイドライン2022．ライフサイエンス出版，2022，p.1-3．（2023年10月16日閲覧）
http://www.jasso.or.jp/data/magazine/pdf/medicareguide2022_05.pdf
2）日本肥満学会，編：肥満症の治療と管理．肥満症ガイドライン2022．ライフサイエンス出版，2022，p.51-2．（2023年10月16日閲覧）
http://www.jasso.or.jp/data/magazine/pdf/medicareguide2022_09.pdf
●厚生労働省：e‐ヘルスネット．（2022年11月25日閲覧）
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-002.html

監修：林 洋（東京有明医療大学 学長）
執筆：杉田和代（有明医療大学看護学部看護学科　講師）