看護用語集

二段脈

にだんみゃく

二段とは、1回の洞調律(正常波形)に対して1回の期外収縮が繰り返し出現する状態をいう。また、2回の洞調律に対して1回の割合で期外収縮が繰り返し出現する状態を三段と呼ぶ。

期外収縮は加齢とともに増える不整で、健常者にも見られ、一般に実害性は低い。自律神経の影響が大きく、不安や緊張などの精神的ストレス、疲労、睡眠不足、喫煙、アルコール、カフェインなどによって誘発される。多くの場合は自覚症状がなく治療の必要もないが、中には狭心症や心筋症、弁膜症、心不全などの心疾患が原因で起きていることがある。期外収縮二段・三段として持続している場合には、心機能が低下している可能性もあり、注意が必要となる。


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)

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