看護用語集

出血性ショック

しゅっけつせいしょっく

出血性ショックとは、出血により循環血液量が減少し、血圧低下、冷汗、呼吸困難、尿量の減少、意識障害などの症状を呈し、生命の危機に陥ることである。

原因は外出血と内出血に分かれる。
外出血は四肢切断、頭部外傷、開放骨折などである。内出血は大瘤破裂、肺挫傷、子宮外妊娠、胃潰瘍による消化管出血、食道静瘤の破裂などである。

搬送されてきた患者の出血量の目安を知るためには、ショック指数を活用することができる。
ショック指数は、正常は0.54以下で、異常は1以上で、以下の式から求める。

ショック指数=拍数÷収縮期血圧

治療は、輸液、輸血の準備、出血源の確認と止血などを行う。
またカテコールアミン薬剤などの昇圧剤を投与して昇圧も行う。

輸液については、出血により循環血液量が減るとホメオスターシスにより、それを補うために細胞外液を流入させるよう働く。
そのため、細胞外液を補うために乳酸加リンゲル液を投与する。
同音異義語・略語
循環血液量減少性ショック
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