意識障害とは、意識レベル(覚醒度)または認知機能のいずれか一方、あるいは両方とも低下した状態のこと。脳血管障害、脳炎、頭部外傷、脳腫瘍、代謝異常、ショック、高体温・低体温などでみられる。意識レベルと認知機能の両方が正常に保たれた状態は意識清明という。
意識障害の評価方法には、主に日本で用いられる「ジャパン・コーマ・スケール(Japan Coma Scale:JCS)」、国際的に広く用いられる「グラスゴー・コーマ・スケール(Glasgow Coma Scale:GCS)」などがある。
監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:田仲珠恵(有明医療大学看護学部看護学科 教授)