高体温
こうたいおん
高体温とは、体温調節機能の異常によって体温が正常範囲を上回っている状態を指す。頻脈や頻(多)呼吸などの呼吸の異常、発汗の異常、血管拡張のほか、意識障害がみられる場合もある。
一般的な体温の正常範囲は成人の場合36~37℃程度であり、脳の視床下部にある体温調節中枢によって制御されている。しかし、高温多湿な環境、薬剤による影響、脳卒中や脳出血などの中枢神経系の異常など、何らかの原因で体温調節機能が正常に働かなくなると、高体温が生じる。
細菌やウイルスによる感染症や免疫疾患などの免疫反応によって体温調節中枢に異常がおこり、高体温をおこすこともある。
看護ケアとして重要なことは、原因への対応のほかに、継続して体温の変化を観察し、患者さんの状態を的確に把握していくことである。り、患者さんの状態を把握することが、体温上昇に伴う合併症のリスクを抑えることにもつながる。意識障害がみられる場合は、呼吸と循環の状態を観察して医療チームへ共有し、対応することが求められる。
●用語を使用した例文
高体温が持続すると臓器機能障害のリスクが高まるため適切に対応する。
●参考文献
・厚生労働省:健康状態の把握.(2024年10月23日閲覧)https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kaigosyokuin/dl/text_06.pdf
一般的な体温の正常範囲は成人の場合36~37℃程度であり、脳の視床下部にある体温調節中枢によって制御されている。しかし、高温多湿な環境、薬剤による影響、脳卒中や脳出血などの中枢神経系の異常など、何らかの原因で体温調節機能が正常に働かなくなると、高体温が生じる。
細菌やウイルスによる感染症や免疫疾患などの免疫反応によって体温調節中枢に異常がおこり、高体温をおこすこともある。
看護ケアとして重要なことは、原因への対応のほかに、継続して体温の変化を観察し、患者さんの状態を的確に把握していくことである。り、患者さんの状態を把握することが、体温上昇に伴う合併症のリスクを抑えることにもつながる。意識障害がみられる場合は、呼吸と循環の状態を観察して医療チームへ共有し、対応することが求められる。
●用語を使用した例文
高体温が持続すると臓器機能障害のリスクが高まるため適切に対応する。
●参考文献
・厚生労働省:健康状態の把握.(2024年10月23日閲覧)https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kaigosyokuin/dl/text_06.pdf
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