フットポンプ
ふっとぽんぷ
フットポンプとは、静脈血栓塞栓症の予防を目的に用いられる医療機器の1つ。下腿や足底に巻いたカフに間欠的に空気を送り込み、静脈血の還流を促す方法で、間欠的空気圧迫法という。
『肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン』では、手術前または手術中からフットポンプを装着し、少なくとも十分な歩行が可能となるまで装着することを推奨している1)。
フットポンプの装着では、腓骨神経麻痺や皮膚トラブルを起こすリスクがある。下肢のしびれや疼痛、感覚の鈍麻などがみられないか確認するとともに、皮膚の色調の変化や発赤などが生じていないか観察することが求められる。
■引用・参考文献
1)日本循環器学会,他:肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2017年改訂版),p.71.(2024年3月11日閲覧)
JCS2017.pdf">https://js-phlebology.jp/wp/wp-content/uploads/2020/08/JCS2017.pdf
●矢永勝彦,他編:系統看護学講座 別巻 臨床外科看護総論. 第9章 手術後患者の看護. 医学書院,2012,p.352.
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