看護用語集

発赤

ほっせき

発赤とは、紅斑ができることである。

紅斑とは、おもに真皮乳頭部と乳頭下層の血管が拡張し、血管内に存在する赤血球のヘモグロビンによって赤く見えることである。
紅斑のうち、米粒大から爪くらいの大きさのものをバラ疹という。
また、丘疹・水疱・膿疱の周囲にできるものを紅暈という。

紅斑のほかに、斑には紫斑がある。
紫斑は皮膚組織内の出血によって赤く見えるものである。
出血をしているので、最初は赤色が強く見えるが、時間とともに紫色に変化していき、さらに時間が経つと、褐色となってやがて消失する。
小さいものを点状出血、大きいものを斑状出血という。

紅斑か紫斑かを判別するためには、「硝子圧迫法」がある。
紅斑を硝子で圧迫すると、血管内の赤血球が周囲に移動するため、圧迫した部位は赤味が減少する。
紫斑は硝子で圧迫しても赤味は減少しない。
同音異義語・略語
reddening
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