カテーテル
かてーてる
カテーテル(catheter)とは、体内から体外へ体液を排出したり、体外から体内へ薬液を投与したりするために用いられる医療用の管のことである。導尿や輸液など日常のベッドサイドケアだけでなく、心臓カテーテル検査や脳血管カテーテル検査とそれらの治療、下肢静脈や末梢動脈疾患に対するカテーテル治療など幅広く活用されている。
用途によって、ゴムや金属、プラスチックなどカテーテルの材質が異なり、長さ、太さ、形態もさまざまである。カテーテルの太さはFr(フレンチ)と呼ばれる単位で表し、カテーテルの外径1mm=3Frである。Frは大きくなるほどカテーテルも太くなる。注射針の太さを表すG(ゲージ)は、数字が大きくなるほど針が細くなるため混同しないようにする。
看護師がよく扱うものは末梢静脈カテーテルであり、輸液や注射で薬剤を投与する際に用いられる。挿入部位の感染や静脈炎のリスクがあるため、定期的な観察が必要であり、挿入部位の発赤、腫脹、熱感、疼痛などに注意する。
そのほか、膀胱留置カテーテルもよく扱うカテーテルである。滅菌手袋や滅菌潤滑剤などを用いて清潔操作で膀胱内へ留置するため、清潔の理解は重要である。男性と女性では解剖学的に膀胱までの距離が異なるため、使用するカテーテルの長さも異なる。さらに成人と小児では、カテーテルの太さも異なる。
●用語を使用した例文
末梢静脈カテーテル刺入部を適宜観察し、静脈炎に早期発見に努める。
●用語に関連する国試過去問
成人女性に膀胱留置カテーテルを挿入する方法で適切なのはどれか。
1. 水溶性の滅菌潤滑剤を用いる。
2. カテーテルは外尿道口から15cm挿入する。
3. 固定用バルーンを膨らませた後、尿の流出を確認する。
4. 固定用バルーンにはクロルヘキシジングルコン酸塩液を注入する。
第109回看護師国家試験(2020年)
Aさん(70歳、男性)は神経因性膀胱のため、膀胱留置カテーテルを挿入し在宅療養を開始することになった。Aさんが行う膀胱留置カテーテルの管理で適切なのはどれか。
1. 外出前に蓄尿バッグの尿を廃棄する。
2. カテーテルは大腿の内側に固定する。
3. 蓄尿バッグに遮光カバーをかぶせる。
4. カテーテルと蓄尿バッグの接続は外さない。
第112回看護師国家試験(2023年)
用途によって、ゴムや金属、プラスチックなどカテーテルの材質が異なり、長さ、太さ、形態もさまざまである。カテーテルの太さはFr(フレンチ)と呼ばれる単位で表し、カテーテルの外径1mm=3Frである。Frは大きくなるほどカテーテルも太くなる。注射針の太さを表すG(ゲージ)は、数字が大きくなるほど針が細くなるため混同しないようにする。
看護師がよく扱うものは末梢静脈カテーテルであり、輸液や注射で薬剤を投与する際に用いられる。挿入部位の感染や静脈炎のリスクがあるため、定期的な観察が必要であり、挿入部位の発赤、腫脹、熱感、疼痛などに注意する。
そのほか、膀胱留置カテーテルもよく扱うカテーテルである。滅菌手袋や滅菌潤滑剤などを用いて清潔操作で膀胱内へ留置するため、清潔の理解は重要である。男性と女性では解剖学的に膀胱までの距離が異なるため、使用するカテーテルの長さも異なる。さらに成人と小児では、カテーテルの太さも異なる。
●用語を使用した例文
末梢静脈カテーテル刺入部を適宜観察し、静脈炎に早期発見に努める。
●用語に関連する国試過去問
成人女性に膀胱留置カテーテルを挿入する方法で適切なのはどれか。
1. 水溶性の滅菌潤滑剤を用いる。
2. カテーテルは外尿道口から15cm挿入する。
3. 固定用バルーンを膨らませた後、尿の流出を確認する。
4. 固定用バルーンにはクロルヘキシジングルコン酸塩液を注入する。
第109回看護師国家試験(2020年)
解答
1
Aさん(70歳、男性)は神経因性膀胱のため、膀胱留置カテーテルを挿入し在宅療養を開始することになった。Aさんが行う膀胱留置カテーテルの管理で適切なのはどれか。
1. 外出前に蓄尿バッグの尿を廃棄する。
2. カテーテルは大腿の内側に固定する。
3. 蓄尿バッグに遮光カバーをかぶせる。
4. カテーテルと蓄尿バッグの接続は外さない。
第112回看護師国家試験(2023年)
解答
1
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