看護用語集

導尿

どうにょう

導尿とは、外尿道口から膀胱内にカテーテルを挿入して、尿を排出する手技のことである。

一時的導尿と持続的導尿(膀胱留置カテーテル、バルンカテーテル)の2種類がある。

臨床では、「導尿」は一時的導尿を指すことが多い。
一時的導尿とは、カテーテルを挿入して、尿を排出したら、すぐに抜去する手技である。
排尿困難時や尿閉への対処として行われる。
また、残尿量の測定や無菌的採尿を目的として実施されることもある。
一時的導尿に使用するカテーテルには、ネラトンカテーテルとチーマンカテーテルの2種類がある。

ネラトンカテーテルは、一時的導尿において最もよく使われているカテーテルである。
チーマンカテーテルは、先端が湾曲しており、コシが強いため、男性の全前立腺肥大症などで挿入困難な場合に使用される。

カテーテルのサイズは、男性・女性、体格や病態、目的によって選択する。
一般的に成人では12~18Frのものが用いられる。
太いほど患者の苦痛が大きくなるため、尿の排出が得られる範囲で細いものを選択することが望ましい。
同音異義語・略語
一時的導尿
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