血管外傷リスク状態
けっかんがいしょうりすくじょうたい
血管外傷リスク状態とは、カテーテル留置や薬液投与に伴い、血管や周囲組織に損傷をきたしやすく、健康状態を脅かすリスクがある状態を指す。NANDA-Iの看護診断では「カテーテルがあることや注入された薬液によって、血管や周囲組織に損傷が起こりやすく、健康を損なうおそれのある状態1)」と定義されている。
リスクを高める要因には、カテーテル留置の長期化や固定不良、頻回の穿刺や不適切な部位への穿刺が挙げられる。薬剤面では、高浸透圧の輸液やpHの偏りが大きい薬剤、刺激性の強い薬剤などの投与が血管への大きな負荷となる。これに加え、血管の脆弱性や患者さんの体動によるズレなども、血管損傷のリスクを高める要因となる。
血管が損傷されると、穿刺部位の疼痛、発赤、腫脹、硬結のほか、薬液の血管外漏出や血管炎などがみられることがある。特に抗がん薬や高浸透圧の輸液(高カロリー輸液など)では、血管外漏出によって周囲組織に損傷を生じ、重篤化するリスクがある。
看護師は、患者さんの訴えや穿刺部位の状態を定期的に観察し、異常を早期に把握することが重要である。また、適切な穿刺、カテーテル固定、輸液速度の管理、薬剤特性の理解などを通して血管損傷の予防に努める。異常がみられた場合は速やかに投与を中止し、医師へ報告するなど適切な対応を行う。
●用語を使用した例文
刺激性が強い薬剤を末梢静脈から投与している患者さんに対し、血管外傷リスク状態を考慮して、穿刺部位の観察と疼痛の有無を重点的にアセスメントした。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類 第12版.医学書院,2021,p.494.
リスクを高める要因には、カテーテル留置の長期化や固定不良、頻回の穿刺や不適切な部位への穿刺が挙げられる。薬剤面では、高浸透圧の輸液やpHの偏りが大きい薬剤、刺激性の強い薬剤などの投与が血管への大きな負荷となる。これに加え、血管の脆弱性や患者さんの体動によるズレなども、血管損傷のリスクを高める要因となる。
血管が損傷されると、穿刺部位の疼痛、発赤、腫脹、硬結のほか、薬液の血管外漏出や血管炎などがみられることがある。特に抗がん薬や高浸透圧の輸液(高カロリー輸液など)では、血管外漏出によって周囲組織に損傷を生じ、重篤化するリスクがある。
看護師は、患者さんの訴えや穿刺部位の状態を定期的に観察し、異常を早期に把握することが重要である。また、適切な穿刺、カテーテル固定、輸液速度の管理、薬剤特性の理解などを通して血管損傷の予防に努める。異常がみられた場合は速やかに投与を中止し、医師へ報告するなど適切な対応を行う。
●用語を使用した例文
刺激性が強い薬剤を末梢静脈から投与している患者さんに対し、血管外傷リスク状態を考慮して、穿刺部位の観察と疼痛の有無を重点的にアセスメントした。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類 第12版.医学書院,2021,p.494.
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