ボディイメージ混乱
ぼでぃいめーじこんらん
ボディイメージ混乱とは、自分自身の身体の機能や体型に対する認識が現実と大きくずれることで、混乱や苦痛を感じる状態を示す。NANDA-Iの看護診断では「身体的自己に否定的な心象のある状態1) 」と定義されている。
ボディイメージ混乱の具体的な原因には、疾患や治療、事故による身体損傷や後遺症、生活習慣による身体変化のほか、成長期の発育、加齢による体力の低下なども含まれ、理想とする外見や身体機能と自身の現状とのギャップを感じることで生じる。
ボディイメージ混乱は自己認識のため、健康状態に問題がない場合や、他者が気づかない些細な身体の変化でも生じる可能性がある。適用される患者さんの例として、がんの治療による脱毛や体型の変化、乳がんの進行や治療による身体の変化、ストーマの造設、脳梗塞による麻痺などが挙げられる。
ボディイメージはQOLにも影響を与えるため、身体的ケアと心理的サポートの両方が必要である。治療によってボディイメージ混乱になるリスクがある場合は、事前に患者さんへの説明や指導が必要である。患者さんによって感じ方の程度に差があるため、傾聴を心がけながら会話や仕草からアセスメントし、個々の患者さんに適した看護計画を立案することが重要である。
●用語を使用した例文
乳がんで乳房全摘術を受ける患者さんのボディイメージ混乱を予防するため、術前オリエンテーションを入念に行った。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類.第12版 医学書院,2021,p.338
ボディイメージ混乱の具体的な原因には、疾患や治療、事故による身体損傷や後遺症、生活習慣による身体変化のほか、成長期の発育、加齢による体力の低下なども含まれ、理想とする外見や身体機能と自身の現状とのギャップを感じることで生じる。
ボディイメージ混乱は自己認識のため、健康状態に問題がない場合や、他者が気づかない些細な身体の変化でも生じる可能性がある。適用される患者さんの例として、がんの治療による脱毛や体型の変化、乳がんの進行や治療による身体の変化、ストーマの造設、脳梗塞による麻痺などが挙げられる。
ボディイメージはQOLにも影響を与えるため、身体的ケアと心理的サポートの両方が必要である。治療によってボディイメージ混乱になるリスクがある場合は、事前に患者さんへの説明や指導が必要である。患者さんによって感じ方の程度に差があるため、傾聴を心がけながら会話や仕草からアセスメントし、個々の患者さんに適した看護計画を立案することが重要である。
●用語を使用した例文
乳がんで乳房全摘術を受ける患者さんのボディイメージ混乱を予防するため、術前オリエンテーションを入念に行った。
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類.第12版 医学書院,2021,p.338
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