看護用語集

低酸素血症

ていさんそけっしょう

低酸素血症(anoxia,hyponia,atmospheric hyponia)とは、酸素欠乏状態のことである。

酸素欠乏症、酸欠症、低酸素症ともいう。局所性と全身性に分類される。

原因は、呼吸障害、一酸化炭素中毒などによる血液の酸素運搬量の減少などによるさまざまなものがあげられる。

症状については個人差が大きいとされているが、身体のなかで酸素消費量が最も大きい脳の機能低下を特徴としている。
軽度では、頭痛、悪心・嘔吐、筋力低下、判断力の低下、頻食欲低下、息切れ、耳鳴り、感情鈍麻などがみられる。
重症の場合は、意識消失、チアノーゼ、けいれんなどがみられ、さらに重症化が進むと呼吸停止・心停止をきたす。

検査については、血ガス分析方法で、血中の酸素分圧二酸化炭素分圧、pHなどを測定する。

治療については、軽症の場合には、安静、保温、酸素吸入などをおこなわれる。
重症の場合には、気道確保、酸素吸入を行い、呼吸停止・心停止をきたした場合には、救急蘇生をおこなう。
同音異義語・略語
酸素欠乏症酸欠症低酸素症anoxiahyponiaatmospheric hyponia
「低酸素血症」に関する看護記事
該当する記事がありません
新着の看護記事
  • 人気の看護記事