タッピング
たっぴんぐ
タッピングとは、排痰を促すための介入方法の一つ。軽打法ともいう。呼気相に合わせてカップ状にした手掌で胸壁を軽打する方法で、慢性気管支炎や気管支拡張症などにより、気管支に貯留した分泌物を排出する場合に実施する。
体位ドレナージやネブライザー療法、バイブレーションなどとあわせて行うことで、より効果的に分泌物を喀出すことが可能となる。ただし、叩打することによって疼痛を誘発したり、循環動態が不安定となって不整脈が生じたりする可能性もあるため注意を要する。
■参考文献
●和田攻,編:看護大事典 第2版.医学書院,2010,p.1919.
●日野原重明,監:看護のための最新医学講座 第2版.2呼吸器疾患, 中山書店,2005. p.278-83.
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