ウィーニング
うぃーにんぐ
人工呼吸器からの離脱、つまり器械による強制換気から自発呼吸(自然呼吸、呼吸筋のトレーニング)に慣れさせる訓練のこと。
人工呼吸器の装着自体が、肺炎・気道損傷・VAP(人工呼吸器関連肺炎)、無気肺、廃用症候群などの合併症の原因となり、長期の装着は合併症のリスクが高まる。
ウィーニングは大きく3つの段階に分けられる。
1. 鎮静からの離脱
2. 人工呼吸器によるサポートからの離脱
3. 人工気道からの離脱
人工呼吸に自発呼吸を混ぜながら、次第に自発呼吸部分を増やし、最終的に人工呼吸をなくしていく。
ウィーニングの開始基準
ウィーニングを開始するにはいくつかの条件があり、人工呼吸器を装着することになった原因疾患や症状が改善もしくはコントロールできるようになったら、できるだけ早い時期にウィーニングを開始する
・循環動態が安定している
(カテコラミン製剤の使用がない、又は少量)
・血ガス値
(血液中の酸素や二酸化炭素の濃度)が安定化した場合
・人工呼吸器管理が必要となった病態が改善している
(PEEP<5cmH2O、FiO20.4-0.5)
・酸素化が保たれている
(PaO2、P/F200mmHg以上、SPO2)
・換気が保たれている
(PaCO2、EtCO2、RR<35回/分、TV>5mL/kg)
・意識レベルが保たれている
(鎮静薬の使用がない、又は投与されていても覚醒する、指示動作が入る)
・貧血がない
・発熱がない
・pH>7.3
不適切な状態でのウィーニングは患者さんの予後を悪化させる原因となるので、適切な評価をしてウィーニングを進めていく必要がある。
方法
以下の3つの方法があるが、現在はPSVが中心となっている。
on-off方式
人工呼吸器の着脱を繰り返し、自発呼吸の時間を徐々に増やす。
IMV
(intermittent mandatory ventilation:間欠的強制換気)
患者に自発呼吸をさせながら、一定時間ごとのタイミングで、強制換気(強制的に患者に空気を送り込むこと)をおこなう。
PSV
(pressure support ventilation:圧支持法)
自発呼吸に合わせて、患者の気道に圧力をかけて、患者が呼吸しやすいようにサポートする。プレッシャーサポートとも呼ばれる。
自発呼吸トライアルについて
最近おこなわれている「自発呼吸トライアル」を紹介するね。
自発呼吸トライアル(spontaneouse breathing tarial、以下SBT)とは、患者さんがウィーニングによって増大する呼吸仕事量に対応できるかを評価し、実際に抜管が可能かどうかを判断するための指標となるテストである。
CPAPの場合
CPAPは、自発呼吸にPEEPだけを加えて、自発呼吸による換気を促すやり方。
そのため、自然に近い状態での自発呼吸が可能で、かつ人工呼吸器でのモニタリングができるため、ウィーニング前からの換気量変化の推移も観測できる。
もし仮に無呼吸が生じてもバックアップサポートがあるので、最低限必要な換気は保障される。
Tピースの場合
酸素と回路をつなげて完全に腎呼吸器にはの設定だけで、比較的簡単に実施できる。
ただし、CPAPと違って人工呼吸器によるモニタリングがされないため、無呼吸には十分注意する必要がある。
人工呼吸器の装着自体が、肺炎・気道損傷・VAP(人工呼吸器関連肺炎)、無気肺、廃用症候群などの合併症の原因となり、長期の装着は合併症のリスクが高まる。
ウィーニングは大きく3つの段階に分けられる。
1. 鎮静からの離脱
2. 人工呼吸器によるサポートからの離脱
3. 人工気道からの離脱
人工呼吸に自発呼吸を混ぜながら、次第に自発呼吸部分を増やし、最終的に人工呼吸をなくしていく。
ウィーニングの開始基準
ウィーニングを開始するにはいくつかの条件があり、人工呼吸器を装着することになった原因疾患や症状が改善もしくはコントロールできるようになったら、できるだけ早い時期にウィーニングを開始する
・循環動態が安定している
(カテコラミン製剤の使用がない、又は少量)
・血ガス値
(血液中の酸素や二酸化炭素の濃度)が安定化した場合
・人工呼吸器管理が必要となった病態が改善している
(PEEP<5cmH2O、FiO20.4-0.5)
・酸素化が保たれている
(PaO2、P/F200mmHg以上、SPO2)
・換気が保たれている
(PaCO2、EtCO2、RR<35回/分、TV>5mL/kg)
・意識レベルが保たれている
(鎮静薬の使用がない、又は投与されていても覚醒する、指示動作が入る)
・貧血がない
・発熱がない
・pH>7.3
不適切な状態でのウィーニングは患者さんの予後を悪化させる原因となるので、適切な評価をしてウィーニングを進めていく必要がある。
方法
以下の3つの方法があるが、現在はPSVが中心となっている。
on-off方式
人工呼吸器の着脱を繰り返し、自発呼吸の時間を徐々に増やす。
IMV
(intermittent mandatory ventilation:間欠的強制換気)
患者に自発呼吸をさせながら、一定時間ごとのタイミングで、強制換気(強制的に患者に空気を送り込むこと)をおこなう。
PSV
(pressure support ventilation:圧支持法)
自発呼吸に合わせて、患者の気道に圧力をかけて、患者が呼吸しやすいようにサポートする。プレッシャーサポートとも呼ばれる。
自発呼吸トライアルについて
最近おこなわれている「自発呼吸トライアル」を紹介するね。
自発呼吸トライアル(spontaneouse breathing tarial、以下SBT)とは、患者さんがウィーニングによって増大する呼吸仕事量に対応できるかを評価し、実際に抜管が可能かどうかを判断するための指標となるテストである。
CPAPの場合
CPAPは、自発呼吸にPEEPだけを加えて、自発呼吸による換気を促すやり方。
そのため、自然に近い状態での自発呼吸が可能で、かつ人工呼吸器でのモニタリングができるため、ウィーニング前からの換気量変化の推移も観測できる。
もし仮に無呼吸が生じてもバックアップサポートがあるので、最低限必要な換気は保障される。
Tピースの場合
酸素と回路をつなげて完全に腎呼吸器にはの設定だけで、比較的簡単に実施できる。
ただし、CPAPと違って人工呼吸器によるモニタリングがされないため、無呼吸には十分注意する必要がある。
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