早期離床
そうきりしょう
早期離床とは、手術や疾患により臥床状態にある患者さんに対し、可能な限り早い段階でベッド上での安静な状態から脱し、端座位、立位、歩行などの活動を段階的に進めることである。
従来は、治療のために長めに安静期間を設けることが多かったが、近年では過度な安静が身体に与える悪影響を防ぐため、身体を動かさない期間を最小限にすることが重要視されている。
早期離床の目的は、身体機能の維持・向上と合併症の予防である。長期間の臥床は、筋力低下、関節拘縮、肺炎、深部静脈血栓症(DVT)、腸閉塞(イレウス)、褥瘡などを引き起こす可能性があり、特に、高齢の患者さんでは廃用症候群のリスクが高くなる。早期離床を促すことで、これらのリスクを軽減し、早期回復へ繋がるメリットがある。また、早期離床・リハビリテーションへの積極的な取り組みは、診療報酬の加算対象となる1)場合がある。
実施にあたっては、個別の状況に合わせた看護計画に基づき、安全に進めることが求められる。注意点としては、臥位から座位や立位へ素早く体位変換を行うと、起立性低血圧による血圧低下を招く可能性がある。また、特に離床の初回などは、患者さんの不安や疼痛の軽減に繋がるよう、適切な声かけや説明が大切である。
●用語を使用した例文
廃用症候群や術後合併症を予防するため、計画的に早期離床を実施する。
●用語に関連する国試過去問
人工弁置換術の術後合併症で早期離床による予防効果が高いのはどれか。
1. 反回神経麻痺
2. 術後出血
3. 縦隔炎
4. 肺炎
(第108回看護師国家試験(2019年))
●参考文献
1)厚生労働省保険局医療課:令和6年度診療報酬改定の概要【個別改定事項(Ⅰ)】.(2026年3月25日閲覧) https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001251539.pdf
従来は、治療のために長めに安静期間を設けることが多かったが、近年では過度な安静が身体に与える悪影響を防ぐため、身体を動かさない期間を最小限にすることが重要視されている。
早期離床の目的は、身体機能の維持・向上と合併症の予防である。長期間の臥床は、筋力低下、関節拘縮、肺炎、深部静脈血栓症(DVT)、腸閉塞(イレウス)、褥瘡などを引き起こす可能性があり、特に、高齢の患者さんでは廃用症候群のリスクが高くなる。早期離床を促すことで、これらのリスクを軽減し、早期回復へ繋がるメリットがある。また、早期離床・リハビリテーションへの積極的な取り組みは、診療報酬の加算対象となる1)場合がある。
実施にあたっては、個別の状況に合わせた看護計画に基づき、安全に進めることが求められる。注意点としては、臥位から座位や立位へ素早く体位変換を行うと、起立性低血圧による血圧低下を招く可能性がある。また、特に離床の初回などは、患者さんの不安や疼痛の軽減に繋がるよう、適切な声かけや説明が大切である。
●用語を使用した例文
廃用症候群や術後合併症を予防するため、計画的に早期離床を実施する。
●用語に関連する国試過去問
人工弁置換術の術後合併症で早期離床による予防効果が高いのはどれか。
1. 反回神経麻痺
2. 術後出血
3. 縦隔炎
4. 肺炎
(第108回看護師国家試験(2019年))
解答
4
●参考文献
1)厚生労働省保険局医療課:令和6年度診療報酬改定の概要【個別改定事項(Ⅰ)】.(2026年3月25日閲覧) https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001251539.pdf
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