看護用語集

高マグネシウム血症

こうまぐねしうむけっしょう

高マグネシウム血症とは、血中のマグネシウム濃度が上昇する電解質代謝異常症のことである。
マグネシウムは、体内に約24g程度存在しているが、その6割は骨の中にあり、3割が軟部組織内にある。
細胞外液に存在するのは、たった1%程度である。

高マグネシウム血症は臨床ではあまりみられない。原因のほとんどは腎不全によるもので、マグネシウムの排泄を行う腎臓の機能が障害された場合である。
そのため腎不全の患者の場合、積極的にマグネシウム量をモニタリングする必要がある。
また硫酸マグネシウム浣腸の頻用によって大腸からマグネシウムが吸収され高マグネシウム血症になることがある。

症状としては以下の3つに分類される。

・心臓、呼吸症状…低血圧皮膚紅潮、徐呼吸抑制、無呼吸、刺激伝導系ブロック
・中枢神経症状…倦怠感、昏睡
・神経、筋症状…深部腱反射の減弱、消失、筋の麻痺、筋弛緩

治療としては、カルシウム製剤の投与、場合によっては透析療法などを行うことがある。
同音異義語・略語
hypermagnesemia