房室ブロック
ぼうしつぶろっく
房室ブロック(atrioventricular block、AVブロック)とは、心房から心室に刺激伝導が伝わらない、もしくは遅くなる病態の総称である。
房室ブロックは、1度房室ブロック、2度房室ブロック、3度房室ブロックの3つに分類される。さらに2度房室ブロックはウェンケバッハ型(Wenckebach型)とモビッツII型(Mobits II型)の2つに分類される。
また、完全房室ブロックと不完全房室ブロックの2つに分類されることもある。完全房室ブロックは、刺激伝導が全く伝わらなくなる病態、不完全房室ブロックは刺激伝導が時々伝わらなくなる病態をいう。
完全房室ブロックでは、心室で、自動能を有するペースメーカー細胞によって独自の収縮が起こる。そのため、心房と心室の収縮が連動せず、徐脈となり心拍出量や血圧が低下することが多い。心拍数が45回/分以下となると心拍出量が著しく低下し、アダムス・ストークス発作などの症状を起こすことがある。根治治療としてペースメーカの植え込みを適応する必要がある。
不完全ブロックは心拍数が規則正しく保たれているため明らかな自覚症状や血圧低下などを伴わないことがほとんどである。迷走神経の過度の緊張が主な原因となり、激しいスポーツを日常的に行っている人によく見られる。多くの場合、治療を必要とせず経過観察で様子を見る。
房室ブロックは、1度房室ブロック、2度房室ブロック、3度房室ブロックの3つに分類される。さらに2度房室ブロックはウェンケバッハ型(Wenckebach型)とモビッツII型(Mobits II型)の2つに分類される。
また、完全房室ブロックと不完全房室ブロックの2つに分類されることもある。完全房室ブロックは、刺激伝導が全く伝わらなくなる病態、不完全房室ブロックは刺激伝導が時々伝わらなくなる病態をいう。
完全房室ブロックでは、心室で、自動能を有するペースメーカー細胞によって独自の収縮が起こる。そのため、心房と心室の収縮が連動せず、徐脈となり心拍出量や血圧が低下することが多い。心拍数が45回/分以下となると心拍出量が著しく低下し、アダムス・ストークス発作などの症状を起こすことがある。根治治療としてペースメーカの植え込みを適応する必要がある。
不完全ブロックは心拍数が規則正しく保たれているため明らかな自覚症状や血圧低下などを伴わないことがほとんどである。迷走神経の過度の緊張が主な原因となり、激しいスポーツを日常的に行っている人によく見られる。多くの場合、治療を必要とせず経過観察で様子を見る。
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