2度房室ブロック
にどぼうしつぶろっく
2度房室ブロック(second degree atrioventricular block、2度AVブロック)とは、房室結節および、その周辺の伝導障害によって、心房の刺激が心室に規則的に伝わらない病態である。ウェンケバッハ型(モビッツI型)とモビッツII型の2つに分類される。
ウェンケバッハ型(モビッツI型)では、心房から心室への刺激伝導時間が徐々に延長したのち、刺激伝導が中断され心室の興奮が脱落。その後に続く心拍で、初めの刺激伝導時間に戻り、また徐々に延長して脱落する。このくりかえしをウェンケバッハ周期という。
1度房室ブロックと同様、主な原因は迷走神経の過度の緊張で、徐脈などがない場合は経過観察で様子を見ることが多い。徐脈やめまいなどの症状がある場合は、抗コリン薬やβ遮断薬などで薬物療法を行う。
モビッツII型では、心房から心室へ一定間隔で刺激伝導していたのち、突然に刺激伝導が中断され心室の興奮が脱落。P波が2個に対してQRS波が1個の間隔の場合、2:1房室ブロックと表現される。根治治療として、ペースメーカーの植え込みを適応する。
ウェンケバッハ型(モビッツI型)では、心房から心室への刺激伝導時間が徐々に延長したのち、刺激伝導が中断され心室の興奮が脱落。その後に続く心拍で、初めの刺激伝導時間に戻り、また徐々に延長して脱落する。このくりかえしをウェンケバッハ周期という。
1度房室ブロックと同様、主な原因は迷走神経の過度の緊張で、徐脈などがない場合は経過観察で様子を見ることが多い。徐脈やめまいなどの症状がある場合は、抗コリン薬やβ遮断薬などで薬物療法を行う。
モビッツII型では、心房から心室へ一定間隔で刺激伝導していたのち、突然に刺激伝導が中断され心室の興奮が脱落。P波が2個に対してQRS波が1個の間隔の場合、2:1房室ブロックと表現される。根治治療として、ペースメーカーの植え込みを適応する。
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