看護用語集

CVカテーテル

しーぶいかてーてる

CVカテーテルとは、中心静カテーテル留置術(Central Venous Catheterization:CVC)の際、挿入されるカテーテルのことである。中心静カテーテルではルーメン(内腔)が何本に分かれるかでシングル、ダブル、トリプル、クワッドの4種類がある。
手術室などではトリプルルーメンが選択されることが多く、中心静圧ライン、昇圧薬投与ライン、降圧薬投与ラインなどに使用される。中心静カテーテルを挿入する目的としては、血管作動薬(カテコラミン、血管拡張薬など)の投与、循環管理のため中心静圧の測定、末梢血管での血管確保が困難な場合のルート確保、高カロリー輸液を行う場合、血液透析時のブラッドアクセスが挙げられる。挿入部位としては、内頸静、鎖骨下静、大腿静、上腕尺側皮静(末梢静挿入型中心静カテーテルPICC)がある。


<aCVカテーテルの断面図


<aCVカテーテルの種類


参考文献:日本麻酔科学会安全委員会 安全な中心静カテール挿入・管理のため手引き改訂 WG:安全な中心静カテーテル挿入・管理のためのプラクティカルガイド2017.(2025年5月2日閲覧)
https://anesth.or.jp/files/pdf/JSA_CV_practical_guide_2017.pdf


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:家吉望み(有明医療大学看護学部看護学科 准教授)

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