看護用語集

LN

えるえぬ

LNとは、lymph nodeの略で、リンパ節のことをいう。リンパ節は免疫器官の1つであり、リンパ液が流れるリンパ管の途中にあってリンパ管をつないでおり、体中に存在する。通常は2〜3mm程度の大きさで、豆のような形をしている。リンパ管に細菌やウイルス、がん細胞が入り込んだ際に、リンパ節が腫大し、それらを堰き止めようとする働きをもつ。

乳がんや子宮がん、卵巣がんなどの手術でリンパ節郭清を行った場合、術後にリンパ浮腫を認めることがある。これは、リンパ節郭清によってリンパ液の流れが滞り、手術をした部位の周辺の皮下にリンパ液が溜まることで起こる。

下肢のリンパ浮腫がひどくなると歩行困難となることもあるため、リンパ浮腫予防することが重要となる。弾性ストッキングを着用したり、就寝の際にやクッションで両下肢を軽く挙上させたりすることで予防を行う。上肢の場合も同様に、腕の下にやクッションを入れて心臓より高くし、浮腫予防する。


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:北島泰子(有明医療大学看護学部看護学科 教授)

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