看護用語集

SBドレーン

えすびーどれーん

SBドレーンとは、創部の血液や滲出液や空気などの除去・減圧する携帯用低圧持続吸引器のことである。整形外科術後や乳房外科術後に留置されることが多い。

吸引器、チューブ、キャリングバック、ジョイントなどがセットなった創部ドレナージキット(SBバック)として販売されている。

排液メカニズムは、ゴム球により吸引ボトル内を陰圧にし、バルーンを膨張させ、バルーンが元に戻るときに生じる吸引圧により排液排液ボトル内に吸引する。

留置後は、創部より低い位置にキャリングバッグの吊紐でつりさげる。また立位や歩行時には、肩や腰にキャリングバッグの吊紐をさげるように管理する。

また、横にしてしまうと吸引ボトル内に排液が移行するため、立てた状態で管理する。
万が一、排液吸引ボトルに移行した場合は直ちに吸引を中止し、新しい吸引ボトルに交換する必要がある。
排液を排出する際は、逆行性感染予防のために、必ず板クランプで集液ポートを閉じてから排出すること。

同音異義語・略語
SBバック携帯用低圧持続吸引器
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