看護用語集

ドレーン

どれーん

ドレーン(drain)とは、体内に貯留した血液や体液、気体などを体外に排出するために使用するカテーテルのことである。
カテーテルを使って体外に排出することをドレナージ(drainage)という。

治療ドレーン予防ドレーン・インフォメーションドレーンの3種類がある。
治療ドレーンは、すでに体内にある血液や滲出液、消化液、空気などを体外に排出することを目的としているドレーンである。
予防ドレーン術後に予想される体内の液体や気体の貯留を防止し、排出させるためのドレーンである。
インフォメーションドレーンは、術後に体内に生じた出血、感染縫合不全などを速やかに知るために使われるドレーンである。
治療ドレーンのひとつに胸腔ドレーンがある。胸腔に貯留して空気や液体を排除したり、虚脱した肺を再膨張させる治療目的で留置される。
胸腔内に空気が貯留して肺が虚脱してしまう気胸の場合には、空気は胸腔上部に貯留するため、チューブを肺尖部付近(鎖骨線上第二肋間)に挿入する。
胸腔内に液体が貯留して肺を圧排する胸水の場合には、肺底部付近(中腋窩線上の第五~六肋間)に挿入する。
同音異義語・略語
drain
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