回復体位
かいふくたいい
回復体位とは、反応(意識)はないが普段どおりの呼吸がある患者さんに対し、側臥位の姿勢から上側の手の甲に顔(頬)を乗せて下顎を前に出し、上側の膝を約90度に曲げて前方へ出すことで、気道確保と姿勢の安定を図る体位である。
意識消失時に起こりやすい舌根沈下を防ぐとともに、口元をベッドや床側に向けることで、吐物や分泌物が外へ流れやすくし、窒息や誤嚥を防ぐ目的がある。
施設内での患者さんの急変時だけでなく、施設外での事故や災害時の一次救命処置(BLS)においても用いられる重要な体位である。一方で、頭部外傷や脊椎損傷が疑われる場合には、不要な体動が状態を悪化させる恐れがあるため、慎重な対応が必要である。
看護師は、患者さんの状態を速やかにアセスメントし、必要時には直ちに応援要請や救急カート・AEDの準備などを行う。回復体位を保持した後も、呼吸停止や嘔吐などの状態悪化に備えて観察を継続し、保温や吐物汚染への対策、救急処置の準備、記録などを並行して行うことが求められる。
●用語を使用した例文
呼びかけに反応はないが正常な呼吸があったため、回復体位をとって救急車の到着を待った。
●用語に関連する国試過去問
一次救命処置〈BLS〉で回復体位はどれか。
1. ①
2. ②
3. ③
4. ④
第114回看護師国家試験(2025年)
●参考文献
・総務省消防庁:心肺蘇生 回復体位.(2026年4月16日閲覧)
https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/01futsu/05shinpai/01_05_15.html
図/こさかいずみ
意識消失時に起こりやすい舌根沈下を防ぐとともに、口元をベッドや床側に向けることで、吐物や分泌物が外へ流れやすくし、窒息や誤嚥を防ぐ目的がある。
施設内での患者さんの急変時だけでなく、施設外での事故や災害時の一次救命処置(BLS)においても用いられる重要な体位である。一方で、頭部外傷や脊椎損傷が疑われる場合には、不要な体動が状態を悪化させる恐れがあるため、慎重な対応が必要である。
看護師は、患者さんの状態を速やかにアセスメントし、必要時には直ちに応援要請や救急カート・AEDの準備などを行う。回復体位を保持した後も、呼吸停止や嘔吐などの状態悪化に備えて観察を継続し、保温や吐物汚染への対策、救急処置の準備、記録などを並行して行うことが求められる。
●用語を使用した例文
呼びかけに反応はないが正常な呼吸があったため、回復体位をとって救急車の到着を待った。
●用語に関連する国試過去問
一次救命処置〈BLS〉で回復体位はどれか。
1. ①
2. ②
3. ③
4. ④
第114回看護師国家試験(2025年)
解答
2
●参考文献
・総務省消防庁:心肺蘇生 回復体位.(2026年4月16日閲覧)
https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/01futsu/05shinpai/01_05_15.html
図/こさかいずみ
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