看護用語集

開放性損傷

かいほうせいそんしょう

開放性損傷とは、外傷によって皮膚の連続性が破綻し、組織が外界と交通した状態(身体の内部が外気に直接触れること)を指す。

これに対して、皮膚の連続性が保たれており、外部と交通していない傷を閉鎖性(非開放性)損傷という。医療分野では、一般的に開放性損傷を「創」、閉鎖性損傷を「傷」と使い分けている。

表1 開放性損傷と閉鎖性損傷の違い
項目開放性損傷閉鎖性損傷
皮膚の状態 連続性が断たれている 連続性が保たれている
主な種類 切創、刺創、裂創、擦過創、動物咬傷、開放骨折 など 打撲、捻挫、皮下出血、皮下血腫、内臓損傷、閉鎖性骨折 など
主なリスク 感染症、出血性ショック など コンパートメント症候群、クラッシュ症候群 など


開放性損傷感染リスクが高いため、創部感染予防が重要である。速やかな洗浄消毒、必要に応じてデブリードマン(壊死組織の除去)を行うなど、適切な創傷管理が求められる。また、外表面だけでなく、骨、血管、神経といった深部組織の損傷に関しても、注意して観察する必要があり、症状や受傷機転を含めた総合的なアセスメントが大切である。

●用語を使用した例文
開放性損傷の管理では、創部洗浄消毒を徹底するだけでなく、深部損傷のサインを見逃さないよう、注意深く観察する。

●用語に関連する国試過去問
開放性損傷はどれか。2つ選べ。
1. 切 創
2. 打撲傷
3. 擦過創
4. 皮下出血
5. 内臓損傷
第106回看護師国家試験(2017年)

解答

1、3



監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:p

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