看護用語集

カプノメータ

かぷのめーた

カプノメータ(capnometer)とは、呼気に含まれる二酸化炭素分圧を測定する機器である。

カプノメータでは、呼気終末二酸化炭素分圧(End Tidal CO2:EtCO2)の数値(単位はmmHgまたはkPa)のほか、呼気中の二酸化炭素分圧の変化をグラフ化したカプノグラム、呼吸数などが表示される。

EtCO2は二酸化炭素分圧PaCO2)に比べ、通常2~5mmHg程度低い値を示すが、両者は高い相関を示す。そのため、連続的にPaCO2を測定する必要がある場合は、侵襲などの面でリスクがある血ガス分析の代わりに、非侵襲的かつ連続的な測定が可能なカプノメータが用いられる。

また、EtCO2やカプノグラムにより、換気の状態だけでなく、挿管チューブが正しく挿管されているか、人工呼吸器の回路にリークや閉塞などの異常がないかを評価することもできる。

■参考文献
●小林佳郎:隣に伝えたい新たな言葉と概念 EtCO2.医療 2015;69(6):283.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)

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