非効果的防御力
ひこうかてきぼうぎょりょく
非効果的防御力とは、身体的・精神的なストレスに対して適切に対処する能力が低下し、傷病リスクが高まっている状態である。NANDA-Iの看護診断では「病気やけがのような内的・外的脅威から自分を守る能力が低下した状態1) 」と定義されている。非効果的防御力には、身体的や医原性の要因のほか、心理的、環境面など、多方面の要因が関与する。
例えば、身体的・医原性の要因には、加齢に伴う変化や栄養不良、疾患の進行、免疫力の低下、抗がん剤やステロイドの使用、手術や外傷による皮膚・粘膜の損傷などが挙げられる。心理的な要因には、ストレス過多や精神疾患、認知機能や自己管理能力の低下などが含まれる。また、環境面での要因には、衛生状態が悪い環境に加え、健康に関する知識の不足や誤った理解なども該当する。
看護師は非効果的防御力がみられる患者さんに対して、疾患や年齢、生活習慣や健康への認識、その他の問題点などから傷病リスクや必要なケアを多角的にアセスメントし、個々の状況に応じた看護目標と看護計画を立案する必要がある。
●用語を使用した例文
寝たきりの患者さんは褥瘡の発生リスクが高く、非効果的防御力が認められる
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類.第12版 医学書院,2021,p.178
例えば、身体的・医原性の要因には、加齢に伴う変化や栄養不良、疾患の進行、免疫力の低下、抗がん剤やステロイドの使用、手術や外傷による皮膚・粘膜の損傷などが挙げられる。心理的な要因には、ストレス過多や精神疾患、認知機能や自己管理能力の低下などが含まれる。また、環境面での要因には、衛生状態が悪い環境に加え、健康に関する知識の不足や誤った理解なども該当する。
看護師は非効果的防御力がみられる患者さんに対して、疾患や年齢、生活習慣や健康への認識、その他の問題点などから傷病リスクや必要なケアを多角的にアセスメントし、個々の状況に応じた看護目標と看護計画を立案する必要がある。
●用語を使用した例文
寝たきりの患者さんは褥瘡の発生リスクが高く、非効果的防御力が認められる
●引用文献
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類.第12版 医学書院,2021,p.178
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