看護用語集

膀胱タンポナーデ

ぼうこうたんぽなーで

膀胱タンポナーデ(bladder tamponade)とは、膀胱内に凝血塊が溜まり下部尿路が閉塞し、尿と凝血塊により膀胱が緊満した状態のことをいう。膀胱内血液タンポナーデともいう。

腎、腎盂、尿管、膀胱、膀胱頸部からの出血が膀胱腔内に溜まり、排泄されない場合、凝血塊を形成し、排尿困難をきたす。膀胱炎や排尿障害、抗凝固剤の使用、膀胱腫瘍、膀胱外傷、腎臓がん、出血性疾患、前立腺手術後などに起こる。血尿、膀胱部膨隆、下腹部痛などが主要症状である。

尿道カテーテルを挿入し生理食塩水で膀胱洗浄を行い、凝血塊を除去する。血尿が持続する場合には、膀胱内に3wayカテーテルを挿入して持続的に生理食塩水を注入し、灌流洗浄)を行うこともある。また、難治性膀胱出血の場合は、必要に応じて止血を目的とした緊急手術が行われる。輸液、輸血が必要となることもある。

参考文献
●永井良三,他監:看護学大辞典 第6版. メヂカルフレンド社,2013, p.1999.
●榎本香織:第2章. 血尿.新体系看護学全書. 成人看護学⑦腎・泌尿器 第4版.奴田原紀久雄,編. メヂカルフレンド社,2012, p.45.
●松田公志:第2章. 症候と医療面接.NEW泌尿器科学 第2版.西沢理,編.南江堂,2007, p.21.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:田仲珠恵(有明医療大学看護学部看護学科 教授)

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