看護用語集

テーパリング

てーぱりんぐ

テーパリング(tapering)とは、一度に中止すると副作用などの危険がある薬剤や酸素などの投与量を徐々に減らす(漸減する)ことである。漸減法ともいう。

薬剤では、昇圧薬や降圧薬、抗不整薬、ステロイド、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor:SSRI)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(Serotonin Noradrenaline Reuptake Inhibitor:SNRI)などに適応される。テーパリングはあくまでも「漸減する」ことを意味し、疾患や症状によりテーパリング方法が異なるため、「何を」「どのように」テーパリングしていくのかの確認が重要である。
「徐々に」という意味合いを含む医療用語としては、ウィーニング(weaning)がある。ウィーニングは、人工呼吸器から自発呼吸への段階的離脱の際に使用する。


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:森山 希(有明医療大学看護学部看護学科 助教)

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