周手術期
しゅうしゅじゅつき
周手術期(周術期)とは、手術が決定した外来から入院、麻酔・手術、術後回復、退院・社会復帰までの、術中だけでなく手術前後を含めた一連の期間のこと。一般に「周術」には、手術に必要な3つの段階である術前、術中、術後が含まれる。周術期は外科医や麻酔科医をはじめ、多職種がかかわってリスクを管理していく。
手術を安全に乗り切るには、周術期におけるさまざまなリスクを把握して、適切に対応することが求められると同時に、術後の早期回復も重要になる。
術後のリスクには、手術の方法や内容に伴うものに加え、併存症や習慣、体格、精神状態、年齢など患者固有のものがある。具体的には、①手術や術後の回復に影響を与えるもの(併存症、肥満、高齢、飲酒習慣など)、②術後の生活に影響を与えるもの(リハビリテーションやセルフケアが必要な手術、外見上の変化が予想される手術など)、③手術に対する不安などが挙げられる。そのため、リスクの有無や種類、その程度を的確に評価し、一人ひとりの患者に合ったケアを提供することが必要となる。
■参考文献
●日本手術看護学会手術看護基準・手順委員会:手術看護業務基準.第8章周術期継続看護基準 用語解説.日本手術看護学会.2017,p.75.
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