輸液ポンプ
ゆえきぽんぷ
輸液ポンプとは、点滴の速度や量を正確に管理する医療機器である。生理食塩水や電解質輸液、静脈栄養製剤、抗菌薬などを投与する際、流入速度や流量を正確にコントロールする必要がある場合に用いられる。
操作の手順は、まず輸液ルートを正しくセットし、クレンメが開放されていることやルートに閉塞がないことを確認する。その後、投与量や投与時間をもとに、点滴速度を計算して設定する。
輸液ポンプは、主にボトルなど容量の大きい輸液を投与する際に用いられる。これに対し、ノルアドレナリンやドパミンなどのカテコラミン、ニカルジピンなどの降圧薬、プロポフォールやフェンタニルなどの鎮静薬・鎮痛薬など、少量・高濃度の薬剤を微量な速度で投与する場合は、シリンジポンプが用いられる。
看護師は、輸液ポンプの適切な操作に加え、アラーム発生時の適切な対処が求められる。代表的なアラームとして、閉塞、気泡混入、滴下異常、終了などがあり、それぞれ原因と対処が異なるため、アラームの意味を正しく理解する必要がある。
●用語を使用した例文
化学療法を実施している患者さんでは、状態の観察に加えて、輸液ポンプの動作状況も確認する。
●用語に関連する国試過去問
輸液ポンプを使用する目的はどれか。
1. 感染の防止
2. 薬液の温度管理
3. 薬物の効果判定
4. 薬液の注入速度の調整
第110回看護師国家試験(2021年)
操作の手順は、まず輸液ルートを正しくセットし、クレンメが開放されていることやルートに閉塞がないことを確認する。その後、投与量や投与時間をもとに、点滴速度を計算して設定する。
輸液ポンプは、主にボトルなど容量の大きい輸液を投与する際に用いられる。これに対し、ノルアドレナリンやドパミンなどのカテコラミン、ニカルジピンなどの降圧薬、プロポフォールやフェンタニルなどの鎮静薬・鎮痛薬など、少量・高濃度の薬剤を微量な速度で投与する場合は、シリンジポンプが用いられる。
看護師は、輸液ポンプの適切な操作に加え、アラーム発生時の適切な対処が求められる。代表的なアラームとして、閉塞、気泡混入、滴下異常、終了などがあり、それぞれ原因と対処が異なるため、アラームの意味を正しく理解する必要がある。
●用語を使用した例文
化学療法を実施している患者さんでは、状態の観察に加えて、輸液ポンプの動作状況も確認する。
●用語に関連する国試過去問
輸液ポンプを使用する目的はどれか。
1. 感染の防止
2. 薬液の温度管理
3. 薬物の効果判定
4. 薬液の注入速度の調整
第110回看護師国家試験(2021年)
解答
4
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