看護用語集

CHDF

しーえいちでぃーえふ

CHDFとは、continuous hemodiafiltrationの略で、持続的血液透析濾過療法のこと。血液浄化療法の1つ。

血液浄化療法は、血液中に蓄積した有害物質(尿素、アンモニア、免疫複合体、エンドトキシンなど)を体外循環により分離・除去し、不足している物質を補充する治療の総称で、腎不全に対する血液透析法や血液濾過法、血液透析濾過法、持続的血液浄化法、薬物中毒に対する血液吸着法や血漿吸着法、劇症肝炎に対する血漿交換法、白血球細胞除去療法などがある。

CHDFは血液透析と血液濾過を組み合わせた方法で、あらゆる物質の除去が可能であり、急性期に選択される代表的な血液浄化療法である。体外循環を緩徐に行いながら施行時間を24時間にすることで、循環動態が不安定な患者にも適用できる。

■参考文献
●和田攻,他編:看護大事典 第2版,医学書院,2010,p.889,1301.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:中村充浩(有明医療大学看護学部看護学科 講師)

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