看護用語集

急性期

きゅうせいき

この段階では患者の病状は急激に進行し、激しい痛みや重篤な症状を伴うため救命治療や緊急手術、集中治療などの高度な医療と迅速な対応が必要な状態である。
急性期看護においては、救命治療に必要な細やかな観察評価、適切なケアを迅速に行うことが求められ、特に医師と連携して報告や処置を行うことが患者の救命に大きく影響する。瞬時の判断や処置がその後の予後や回復を左右することもあるため、救命医療には十分な看護の経験と判断力が必要であり、適切な看護技術も求められる。

また、急性期の看護では患者本人だけではなく、家族などへのケアも大切である。
急激な状態の変化により、大きな不安や恐怖を抱える患者さんと家族への情報提供や心理的な支援を行い、精神的な安定をもたらすことも、看護師の重要な役割だといえる。


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)

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