シムス位
しむすい
シムス位とは、側臥位から少しだけ腹臥位に寄せた状態で、上側の下肢を股関節と膝関節を深く屈曲させて前方に出し、下側の膝関節を軽く屈曲させた体位を指す。「半腹臥位(はんふくがい)」とも呼ばれる。
側臥位を基礎としながらも、上側の下肢を屈曲させることで骨盤周囲が安定し、腹部への圧迫が軽減されるため、呼吸がしやすくなるなど安楽な姿勢を保ちやすいのが特徴である。臨床では、直腸や膣の診察・処置時に広く用いられる。似た姿勢に「回復位」 が挙げられるが、シムス位とは用いる目的が異なる。
また、妊娠中にお腹が大きくなり、仰向けが苦しくなった際の安楽体位としても有効であり、特に左側を下にするシムス位が推奨される。これは、下大静脈への圧迫を避けることで、血流悪化による低血圧(仰臥位低血圧症候群)を防ぐ目的で行われる。
ただしシムス位であっても、患者さんの体格や疾患によっては、長時間の同一体位が苦しいと感じることもある。看護師は、患者さんの表情や呼吸状態を観察し、体圧が集中する部位にはクッションを挿入して適宜除圧を行うなど、個々の状態に合わせた体位保持が大切である。
●用語を使用した例文
シムス位をとる際には、患者さんが苦しいと感じていないか観察することが重要である。
●用語に関連する国試過去問
体位を図に示す。
Sims〈シムス〉位はどれか。
1. ①
2. ②
3. ③
4. ④
第106回看護師国家試験(2017年)
図/こさかいずみ
側臥位を基礎としながらも、上側の下肢を屈曲させることで骨盤周囲が安定し、腹部への圧迫が軽減されるため、呼吸がしやすくなるなど安楽な姿勢を保ちやすいのが特徴である。臨床では、直腸や膣の診察・処置時に広く用いられる。似た姿勢に「回復位」 が挙げられるが、シムス位とは用いる目的が異なる。
また、妊娠中にお腹が大きくなり、仰向けが苦しくなった際の安楽体位としても有効であり、特に左側を下にするシムス位が推奨される。これは、下大静脈への圧迫を避けることで、血流悪化による低血圧(仰臥位低血圧症候群)を防ぐ目的で行われる。
ただしシムス位であっても、患者さんの体格や疾患によっては、長時間の同一体位が苦しいと感じることもある。看護師は、患者さんの表情や呼吸状態を観察し、体圧が集中する部位にはクッションを挿入して適宜除圧を行うなど、個々の状態に合わせた体位保持が大切である。
●用語を使用した例文
シムス位をとる際には、患者さんが苦しいと感じていないか観察することが重要である。
●用語に関連する国試過去問
体位を図に示す。
Sims〈シムス〉位はどれか。
1. ①
2. ②
3. ③
4. ④
第106回看護師国家試験(2017年)
解答
1
図/こさかいずみ
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