看護用語集

湿性咳嗽

しっせいがいそう

湿性咳嗽とは、喀痰を伴う咳嗽のこと。喀痰を喀出するために起こる。喀痰を伴わない乾性咳嗽と区別して使用される。

湿性咳嗽の原因には、上気道感染症、気管支炎、肺疾患、喘息などがある。治療として、原因となる病態へのアプローチが行われるが、それが奏功しない場合や原因が特定できない場合には、対症療法として気道分泌物の粘稠度を下げて痰を喀出しやすくする喀痰調整薬や、咳嗽を抑制する鎮咳薬が使用される。

ただし、湿性咳嗽に対して鎮咳薬を用いると、咳嗽が抑制されて喀痰の排出が困難になり、気道閉塞や換気障害につながるおそれがあるため、該当する患者の看護に際しては十分な観察が必要となる。

■参考文献
●原悠,他:咳嗽・喀痰の診かたと薬物療法.日本内科学会雑誌 2021;110(6):1063-70.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:前田樹海(有明医療大学看護学部看護学科 教授)

同音異義語・略語
湿性咳嗽の同音異義語・略語は未登録です
「湿性咳嗽」に関する看護記事
該当する記事がありません
新着の看護記事
  • 人気の看護記事