看護用語集

AG

えーじー

AGとは、主に、①アニオンギャップ(anion gap)、②血管造影法(angiography)、③抗原(antigen)の略語として用いられる。

①アニオンギャップ
血液中の最も多い陽イオン(Na+)濃度から、最も多い陰イオン(Cl-+HCO3-)濃度を引いたもの[Na+-(Cl-+HCO3-)]。基準値は12±2mEq/L。代謝性アシドーシスの原因を鑑別するための指標として用いられ、アニオンギャップが増加している場合は、糖尿病性ケトアシドーシス、乳酸アシドーシス、尿毒症などの可能性が示唆される。

②血管造影法
血管造影法には、造影法と静造影法の大きく2つがある。直接穿刺またはカテーテルを用いて目的の血管内に造影剤を注入し、連続的に撮影を行うことで、血管の異常や血管性病変を診断する

③抗原
細菌やウイルスなど、免疫反応を引き起こす物質を抗原という。抗原が体内に侵入すると、免疫反応により抗体が産生され、抗原を攻撃する。

■参考文献
●和田攻,他編:看護大事典 第1版.医学書院,2003,p.51,p.814.
●橋本信也監:最新医学略語辞典 第5版.中央法規出版,2010,p.29-30.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:田仲珠恵(有明医療大学看護学部看護学科 教授)

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