看護用語集

ステート

すてーと

ステートとは、ステートスコープ(stethoscope)の略で、聴診器のことを指す。聴診器は診察器具の1つであり、聴診したい部位に当てて身体内部の音を聞くことで、身体内部の状態を知ることができる。

聴診器は、医師や看護師などの使用者が耳に入れて音を聞く「イヤーピース」と、患者の身体に当てる「チェストピース」、この2つのパーツをつなぐ「導管(チューブ)」から成る。チェストピースは膜型とベル型の2種類があるが、膜型は高音の聴診に適しており、主に呼吸音を聴取する際に使用される。一方、ベル型は低音の聴診に適しているとされ、主に僧帽弁由来の心音・心雑音を聴取する際に用いられる。

一般に、聴診器には膜型とベル型の両方が備えられており、シャフトと呼ばれる切り替え部分を回すことで、使い分けることができる。
■参考文献
●中村充浩:プチナースBOOKS わかる!使える!バイタルサイン・フィジカルアセスメント. 照林社,2019,p.6-7.


監修:林 洋(東京有明医療大学 学長)
執筆:前田樹海(有明医療大学看護学部看護学科 教授)

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