GI療法
じーあいりょうほう
GI療法とは、高カリウム血症の治療法の1つ。「G」はグルコース、「I」はインスリンを指す。
GI療法では、ブドウ糖液にインスリンを加えたものを点滴する。インスリンはブドウ糖を血中から細胞へ取り込んで血糖値を下げる働きをもつが、ブドウ糖とともに血中のカリウムも細胞へ取り込む。この作用によって、血中のカリウム濃度が低下することになる。
ただし、インスリンの作用を利用して血中カリウム濃度を下げると血糖値も低下してしまい、低血糖症状が引き起こされる危険がある。そのため、グルコースとインスリンを同時に使用し、低血糖が起きないようにしている。
■参考文献
●高久史麿,監:1 臨床検査データブック 2019-2020.医学書院,2019,p.190-2.
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