看護用語集

体循環

たいじゅんかん

体循環とは、血液が心臓を出て全身に至り、毛細血管を経て再び心臓に戻ってくる循環のことである。
大循環とも言われており、左心室→大→組織→大静→右心房の経路をとる。

体循環では、には酸素に富んだ血が流れ、静には二酸化炭素等の不要物を含んだ静血が流れている。

肺循環とは心臓を出て肺を通り心臓に戻る循環のことである。
小循環とも言われ、右心室→肺→肺組織→肺静→左心房の経路をとる。
肺循環では、肺の中を静血が流れ、肺で二酸化炭素と酸素の交換が行われることにより血となり、肺静を通って心臓へ戻る。

体循環肺循環の血液量は等しいはずだが、体循環系と肺循環系の間の一部には生理学的シャントがある。
そのため約2%の体循環血液は右心系に戻らない。
チアノーゼ型先天性心疾患などの場合には、その量が多くなることが知られている。
同音異義語・略語
大循環systemic circulation
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