看護用語集

ターゲス

たーげす

Tages(ターゲス)とは、血糖値の日内変動を意味する慣用語。ターゲスはドイツ語で、「1日の」を意味する。 1日の血糖値の推移をみることによって、インスリン投与量の検討や血糖コントロールの状態を把握して、糖尿病治療に役立てる目的がある。朝食前、朝食後2時間、昼食前、昼食後2時間、夕食前、夕食後2時間、場合によっては就寝前も加えた計6~7回分を測定する。

ターゲスを調べるためには、静から採血して検査室で血糖値を測定する必要があり、毛細血管から血液を採取するデキスター(簡易血糖測定器)による測定は一般的にはしない。

血糖コントロール状態を知るための検査項目には、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)もあり、過去1〜2カ月の血糖コントロール状態を知ることができる。血糖値が検査前の食事や飲酒などの状況によって変動するのに対し、HbA1cはそれらの影響をほとんど受けないという特徴がある。
また、糖化アルブミンやフルクトサミンからは、過去1〜2週間の血糖平均値を知ることができる。

監修:林 洋

同音異義語・略語
血糖日内変動
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